そこから見えてくるものとは

 10月から始めた塾内実施の実力テスト。一定期間を経て再度受験する機会(通称:リ・テスト)を設けた。一度はきちんと理解したことに対し、その内容を忘れかけた頃に復習する「振り返り」が定着率を高めることに有効だと常々考えていたからだ。

全く同じ問題で実施するとのことで「答えを覚えてたら意味がないのでは?」との声も一部あったが、「大丈夫。答えを覚えるくらいまでしっかりとテストのやり直しをしなさい」と答える。情報過多による弊害と言ってもいい、繰り返しが苦手な現代っ子にはこの作業が一番必要なことだと考えている。これはこれからも伝え続けていくつもりだ。

受験日程は希望がない限り、敢えてこちら側でかなり早い時期に決めさせてもらった。理由は以下の通りだ。塾に来た生徒たちに「試験は〇日だけどやり直しは進んでる?」と日々問いかける。それに対して「いや、まだ進んでないので〇〇日後に延期させてもらえませんか」と彼等は答える。このやり取りをすることで「テストがあるから頑張らないといけない」という意識が一段階上に上がる効果を期待して。

実際にテストをしてみると、友達同士で「〇〇点上がった!」「前と変わらない・・」「前より落ちた・・・」など様々な声があがる。前回(2か月前)に比べてどのように結果が変わったのかを帳票にして、目に見える形にもした。そしてこの結果から、次にどう繋げるのかを共有しながら、より充実した学習方法を彼らに掴んで欲しいと考えている。

期末テストが終って、なんとなくぼんやりとしがちな雰囲気を引き締める意味においても非常に意味があるものであった。もうすぐ冬期講習、各自取り組むべき指針は、これでより明確になった。



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