投稿

9月, 2022の投稿を表示しています

魔法使いは何処に?

人間は忘れる動物である 20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。 1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。 1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。 1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。 1ヶ月後、には79%を忘却し、21%を覚えていた? 実践しなければ、理屈をいくら知っていても成績には反映されない。 定着をはかる鍛錬、それを何度も繰り返すことを放棄して、 授業を聞いただけで、余程でない限り成績が上がることはない。  「習いに行っているのに成績が上がらない」 「同じ間違いを何度も繰り返す」 「うっかりミスが多い」・・・ 塾に行っているだけで成績向上に必要な鍛錬である 反復訓練が欠けていれば予想できる結果である。 よく「勉強のやり方を教えてほしい」という要望を受ける。 塾としてそれに応えるべくあの手この手を使って指導するのだが、 なかなか難しいことも中にはある。 残念ながら『これをしただけで絶対に上がる』という 魔法のようなテキストや指導法はない。 また、「塾に通ったから家では勉強しなくていい」という子の成績はまず上がらない。 逆に「塾に行ったのだから、もっと勉強しなくては」というケースでなければ。 こういった理由から、「塾に行っているのに成績が上がらない」場合、 授業を聞いているかどうかと反復訓練が十分できているかどうかの二つの点に 注目すると問題の解決策が見えてくるものである。  つまり、一般的な塾の授業を受けることは勉強ではなく、理解をするための情報を受け取り、理解への準備をしている段階なので、授業を受けた後の定着をはかる反復訓練を抜きにしては、塾に行っても成績が上がらないという結果になってしまうのである。 

平等と不平等

 教育で一番楽なことは何だろう? それは、子どもたち全員に「同じもの」を提供すること。 勉強ができる子にも、そうでない子にも、 同じテキスト、同じ授業、同じ時間を与える。 今の学校教育では、同じものを提供することが平等であり それを外れると不平等だと固く信じてること。 しかし、それぞれの子たちによって求めるものは違う 誰一人同じ子はいないし、一人ひとり能力は違うもの。 画一的にできる子にも、そうでない子にも同じプリントを与え続けている。 これは真の意味での平等ではないのではないかと思う。 HYBRIDでは学力に応じて異なるプリント類をやらせたり その子に応じて問題の難易度を使い分けている。 また同じプリントでも最初の大きな問題だけやる子もいれば 全部解かせる子もいる。 そして間違えた問題はできるまで類題トレーニングを実施する。

依存学習の弊害①

『 解くことが、勉強 』 『学ぶよりも、教わる』 『調べるよりも、覚える』 こういう環境下で、小学から大学まで16年間も過ごしたらどうなるでしょう? 答えがひとつしかない問題には強くはなるかもしれませんが・・・ 「自ら考える力」は皆無に等しくなるでしょう! 考えることをせずに「答えを欲しがる体質」に染まってしまいますよね。 もういい加減に、依存学習から脱皮しないとこの国は沈没しますよ!! 自ら「考え抜く力」を真剣に身につけましょう!! ※これは過去に自分が書いたブログの文章の一部。それから10数年が経ったが、大学入試を筆頭に、「答えがひとつしかない問題」は年々減少してる。