塾のコンビニ化

 当面この流れは続くだろう。コロナ渦を通して、映像・AIをはじめとしたデジタル教材が一気に溢れ出し、また、皆がzoomを使いこなすようもなった。とどめは子どもたちが1人1台端末を持つようになったこと。この業界も一気に10~20年進化した感がある。創業当初から自塾は映像教材を一部で使ってきたが、当時「先生は教えないんですか?」と鼻で笑われたこともしばしばあったことを考えると隔世の感がある。

翻って、この環境を駆使すれば誰でも塾ができるようにもなったとも思う。

「学習塾を開業」と謳うweb広告も以前に増して喧しくなった。開業にあたってコンサルタントと集客の営業マンもセットのところもあると聞く。業界未経験でも大丈夫といいたいのだろう。まさに至れり尽くせりである。

しかし、何かが置き去りになっている気がする。情熱など、青臭い言葉を使うつもりもない。若い世代と同じ土俵に登ってもそこで勝てないは百も承知だ。しかし、こちらにはそれ以上に深い想いと経験というものがある。このままではいけないという想いは彼らも一緒だろうが、自分は現状を深く憂いている。それが明日も頑張ろうというエネルギーに今はなっている気がする。

AIという言葉があまりにも独り歩きしすぎている・・・そこに代行できない領域は間違いなくある。


コメント

このブログの人気の投稿

平等と不平等

2学期中間テスト結果速報! 9-26現在

新小学4~6年生対象 春期講習のお知らせ