HYBRID通信 vol.103

 追いかけるモノ ~なぜデジタルを使うのか HYBRIDの流儀~

反転授業という言葉をご存じでしょうか?

これはこれまでの授業形態を文字通り「反転」させる教育方法を指します。


従来は授業で先生が新しい知識を教え、生徒が自宅で宿題などを通して知識の定着を測るという方法が一般的でした。


これを「反転」させるとこうなります。

生徒はオンラインなどで新しい知識を事前に学習し、塾ではチェックテストを実施。理解が不足している部分の演習にあて、先生との質疑応答で理解を深めていきます。


つまり、生徒が知識を得る「インプット」と、理解を深め知識を定着させるための演習を行う「アウトプット」の場を「反転」させようというものです。


以下、反転授業のメリットを挙げますと、1つ目は自分のペースで繰り返し学習できるという点です。個別に映像教材を使いながら新しい知識を習う場合、わからない箇所は理解するまで繰り返し視聴することができます。→私は映像教材を「しゃべる参考書」と呼んでいます。


映像教材はデータとして残っていますので、少し時間が経ったあとに復習として視聴することも可能です。これは生の授業では不可能です。このため効率的な知識習得が可能と考えます。


また、授業についていけず分からないということが起きにくいため、生徒の学習意欲の向上にもつながります。


2つめは問題解決能力の育成にあります。

反転授業では対面で行う授業は演習問題を解いたり、より発展的な内容を扱う時間に充てるため、インプットした知識を生徒がアウトプットする機会が増えることで問題解決能力の育成につながると考えます。分からなくなったらすぐに質問ができる環境で演習を行うことによって、一人では解けなかった難しい問題にチャレンジしやすくなります。

※ただし、すぐに解法を教えるような教え込みはしません。気づきのヒントを与える程度です。教えてくれる先生がいないと勉強できない生徒はつくりたくありません。


また複数人で一つの問題を考えることで、自分では思いつかなかった様々な解法があることを知り、理解の深まりにつながることもあります。


ただ、デメリットとして「自習時間を確保する必要」「生徒にある程度の学習意欲が必要」「節度を持ったデジタル機器との向き合い方」などが考えられるでしょう。


しかしながら、昨年度からのコロナ渦、また新しい教育課程の開始による学びの質の変化に対応するためには、これまで以上に家庭学習の充実は必須という考えに私は辿り着いたのです。先日お知らせした新コース「HYBRID ONE」とはこのような趣旨でつくったのです。


いきなり皆に100%の効果というのは難しいかと思いますが、私はこの想いを日々伝え続けていく所存です。今年度も何卒よろしくお願い申し上げます。勿論、これまでのやり方や良い点をを大きく変えるつもりもありません、そこはご安心ください。お陰様で来月でHYBRIDは14年目を迎えます。


※ご家庭の端末(PC・タブレットなど)でEduplus(エデュプラス)にログインされてみてください。お子様方一人ひとり4月末までの学習計画がご覧いただけます。このペースで学習を進めれば必ず成績は向上します!

また、ご意見、ご要望などありましたらいつでもご連絡ください。


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