HYBRID通信 vol.102

 サクラサク

3月10日、全ての受験が終わり、慌ただしい日々がひと段落しました。以前もお知らせしましたが、公立高校全員合格!(私立高校も全員合格)という最高の結果で終えることができました。未曾有のコロナ渦の中での紆余曲折、そしてメンタル維持が難しい中で、しっかり結果も出してくれた卒塾性たちを誇りに思います。日々追求している問題解決能力コミュニケーション能力の向上に向けての学習を実践しているからこそ、この結果を出すことができたと信じています。具体的に塾では生徒全員、全ての教科の答案に私が目を通します。その都度アドバイスするのですが、中には何度もダメ出しされ、修正し、書きかえを繰り返して、生徒はその時点で出しうる最高の答案をつくり上げていきます。問題解決能力は、自分が導き出した答えに満足することなく、「まだこれ以上の結果や考えがあるはずだ」と批判的思考を繰り返しながら着眼点を深めていくものです。私も途中で「これを言ったら心が折れるかな?」と思うくらいのことを提案助言することもあるのですが(笑)これらの行動、プロセスを続けていく根底には、これまで培った信頼関係、その子のストレス耐性や着眼点そして総合的な思考力を活かせるものがあるからと信じています。

 

心が育てば、学力につながる!

点数を追い求めていくのが受験勉強だということはもちろんです。しかし、それが何につながるのか?を理解していない得点力が、果たしてその子のためになっているのでしょうか?先日、知り合いの塾の先生の話を聞いたのですが、その塾に就職希望でいらした方の面接時のこと。学歴はその県で有名な某私立中高を出ている方。しかし、その後の経歴が伴っていません。直接面接してみても???な発言しか返ってこない。彼から出た発言で印象的だったのが「良い○○」という表現。とくに「良い高校を出ても、良い大学に行けないということが分かった」の発言は、受験の捉え方を逸した典型的な表現です。そう、結局どの高校に行こうが、自分を高める行動ができるか、です。そのためには、結果を求めつつも、その先を見据えた行動計画が必要です。そこに謙虚さであったり、支えてもらっている感謝であったりが備わっていないと、単なる上昇志向で自分を受け止められなくなるのです。「将来は自分で指導映像をつくってYouTubeに上げて稼ぎたいです。そして良い奥さんをもらって、子どもを養いたいです」これがこの方の将来ビジョンとのことでした....

今回、公立高校に合格した生徒たちは、2月から受験が終了するまで一日も休まず塾で勉強してきました。何を伝えるかで、その子たちの心の持ち方が変わります。私は受験では得られない心や捉え方の部分を。塾を通して伝えたいと考えています。学力と脳力と心を育てること、未来系学力(伸びしろのある学力を育てる)を育むことを本気で追求しています。皆様からの貴重なご意見も参考にしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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